こんにちは。
鈴木歯科クリニック院長鈴木喜之です。
本日患者様からおいしい団子をいただ
きました。しかも私用とスタッフ用にと
2パックもいただきました。
とてもうれしいです。これまでおこなった
院内セミナーの時もすべて参加してい
ただき、「こうした方がいいよ」とか励ま
しの言葉もいただきました。
スタッフ共々感謝でいっぱいです。治
療だけでない「ふれあい」を今後も大
事にしたいと思います。
■何度も治療してはいけません
この1枚の写真から虫歯の治療の
歴史が読み取れます。
この患者様は70代です。
以前から通院していただいたので
すが、やはり、痛みがあるとか
歯ぐきが腫れたとか入れ歯の
具合が悪いということでしか
来院されていません。
この歯には銀歯が入っており、歯ぐき
の境目には虫歯ができております。
痛そーとか歯がしみてるんじゃないの
という声が聞こえてきそうですが、
まったく痛みやしみることはありません。
なぜなら歯の神経をすでにとっている
からです。
歯の神経がないと痛みを感じません。
永久歯列は12歳ころに完成します。
その後虫歯になると少しずつ歯を
削ることになります。
小さい虫歯を歯科検診などでチェック
され、少しだけ歯を削り白い樹脂(コン
ポジットレジン)を詰めます。
2回目には再度虫歯になり、大きめの
部分的な銀歯をいれます。
3回目に、もしくはもう1度虫歯になり、
歯が痛いなどの理由で歯の神経を
とり、全部銀歯にしてかぶせます。
4回目に上記のような虫歯を歯ぐきと
歯の境目に作り、5回目の治療に
するか、抜歯になります。
○ですからおよそ60年という時間をかけて
1本の歯を4回から5回治療をおこなって
結局抜歯してしまうのです。
若い方で歯のケアを怠りますと、もっと
早いスピードで歯を失います。
また原因が歯周病や歯の破折などの
理由の時はもっと早く抜歯になります。
○歯周病が絡むと虫歯でなくとも抜歯に
至ります。むしろ抜歯に1番関係するのは
歯周病です。
○歯の神経をとると、極端にもろくなりますの
で歯が割れてしまい抜歯につながります。
○入れ歯やブリッジなど過重な負担でも、
抜歯の原因につながります。
そして多くはこの複合した3つの原因
や何度も歯を治療することで抜歯に
つながるのです。
虫歯が原因でしたので上記写真のケースは
60年以上もったのです。
年をとったら当たり前とか、もう私は先が
長くないからとおっしゃる方がおられます。
とんでもない!これからですよ。毎日
おいしく食べて、生活を楽しんでください、
趣味を思う存分やってください、外出
してお友達とお話をしてください。
健康でいればなんでもできます。歯も
大切にすることで体も健康です。ひいては
気持ちも若返ると思っています。
本日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。
追伸1
皆さんからのご質問も多くなってき
ました。必ずお答えしますので
遠慮なくメールしてくださね。
追伸2
もし皆さまの中で「聞いてみたい歯科
のこと」にメールご希望の方はこちら
からお願いします。
1日から2日以内に私が返事します。
「聞いてみたい歯科のこと」
アドレスdentsuzuki@gmail.com です
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