こんにちは。
鈴木歯科クリニック院長鈴木喜之です。
山形市の朝はもう涼しいのですが、朝
起きると蝉の鳴き声がまだしています。
でも静かななき声に聞こえますね。
本日は「歯周病治療は患者様と歯医者
が50%ずつ治します」についてお伝えし
ます。
歯周病はかなりの方が罹患しており、
そのほとんどが初期から中程度の
進行状態の時が多いと思います。
特に初期の時は痛みを伴わず、歯磨
き中の出血が気になるくらいか思いま
す。
歯周病の治療は元の状態に戻すという
事ではなく、病状の進行をストップさせる
のが治療なのです。
ですから1度すいてしまった歯の間は、
そのままになります。
歯を支えている歯槽骨を歯周病で失う
ことは取り返しのつかないことなのです。
歯科医院にきますと、歯周病治療は何
するの?と聞かれる事が多いです。
私はこう言います。
「歯周病治療は患者様と歯医者が50%
ずつ治すものです。」と
具体的には歯ぐきと歯の間についたプ
ラークと呼ばれる細菌のすみかをご自
身でしっかり取ってください。
歯科医師は歯ぐきの中に潜んだ硬く
なった歯石をとります。それは歯ブラシ
ではとれないからです。
この2つがマッチして歯周病治療は成功
するのです。
皆さんが思っているイメージは病気は
歯科医師がすべて治すものといもの
です。
確かに虫歯治療の時は、すべて歯科医師
が治し、来院さえしてくれれば処置は完了
します。
また治療の内容についても100%歯科医師
が関わっています。
ところが歯周病治療の時には、患者様に
ブラッシングをしていただかないと何も
始まりません。
帰って歯ぐきが炎症を起こしているところに
歯石をとる行為はより歯ぐきを痛めること
になります。
ですからブラッシングをきちんと行うことが
歯周病の全てを握るといっても過言では
ありません。
鈴木歯科クリニックではブラッシングがなか
なかうまくいかないときには2,3度と練習
していただきます。
それでもうまく磨けない方もいるのですが、
正確にブラッシングするということは普段
の生活習慣を変えることになります。
痛みの伴わない初期から中程度の歯周病
治療の時には患者様にいかにブラッシング
の重要性を伝えるかが成功の分かれ目に
なります。
本日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。
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