こんにちは。
鈴木歯科クリニック院長鈴木喜之です。
本日は歯磨きはいつするのが1番よい
のか？についてお伝えします。昨日
は歯ブラシの毛の硬さや磨く時間につ
いてお話をしました。
こうでなければならないというのはない
ので、ある意味私見になるかもしれな
い事を御了解ください。
まず押さえておかなければならないこと
があります。
それは虫歯や歯周病は感染症であり、
細菌が関与しているということです。
つまり細菌が悪さしていますので、細菌
を除菌（0にすることは不可能ですので
悪さをしない程度に細菌数を減らす事）
することが歯磨きすることの目標に
なります。
ブラッシングによって歯の周囲から細菌
をとり除くのです。
よく皆さまに歯磨きはいつしますか？
という質問をしますと「食後にします」
という答えが多く返ってきます。
もちろん間違いではありません。
ただプラークと呼ばれる虫歯や歯周
病菌は1番増加するのは寝ている間
なのです。
ですから歯磨きして1番効果があるの
は寝る前と起きてからすぐになります。
食後は口の中のPHが下がるので、
細菌が出す酸ため虫歯の前兆である
脱灰がおきます。
ですから酸性に傾いているPHを戻す
ために食後すぐにブラッシングすべき
だと考えられてきました。
ただ欧米ではブラッシングの代わりに
食後にキシリトールのガムを咬んで、
食後のPHコントロールをします。
そして歯の間はとツースピックで食べ
カスをとるのです。歯と歯ぐきの際も
同様です。
ガムを咬むことで、唾液の量を増加
して再石灰化を促すのです。しかも
キシリトールを摂取することで細菌に
対しても効果があります。
これは聞いた話ですが、日本人が
昼食後に人前でブラッシングして
いる光景に驚くことがあるそうです。
長年の習慣で食べカスを歯ブラシでとら
ないと気持ちの悪い方もおられると思い
ますので、もちろん食後の歯磨きはOK
です。私もこの習慣がありますので、
食後も磨いています。（職業がらもある
かもしれません）
ただ1番効果のあるタイミングとしては
寝る前と起きてすぐになります。
本日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。
