こんにちは。
鈴木歯科クリニック院長鈴木喜之です。
台風が近づいていますので、雨や曇り
の日が続きますね。山形市も蒸し暑い
です。
本日は歯と歯ぐきの境目の段差が気
になる方へその2をお伝えします。
前回お話した内容をまとめますと、歯と
歯ぐきの境目の段差が起きる原因の
1つめは歯ブラシで削ってしまう結果と
いうことをお伝えしました。
1、強く磨きすぎ、2、毛先の硬い歯ブ
ラシを使用するなどの原因があります。
本日はもう一つの原因を説明します。
それはかみ合わせが強い理由で歯が
少しずつ、欠けてくる(チップする)の
です。
アブフラクションといいます。
上下の歯が歯ぎしりなどで強く噛みし
めると歯にたわみが生じ、構造的に
脆いエナメル質と象牙質の境目付近の
歯質がチップして欠けてしまうのです。
見た目はオーバーブラッシング(強く
歯と歯ぐきの間を磨くこと)と変わりま
せん。
ポイントは2つの原因から「歯がしみる」
という症状が出やすいということです。
症状を軽減するためには、
歯がしみる=知覚過敏ですから薬を
塗布したり、知覚過敏に効く歯磨き粉
を使用します。
でもそれらは症状に対する処置ですの
でまずは原因の除去をしなければなり
ません。
強く磨かないことは自分で意識すること
で防ぐことができます。
歯ぎしりなどの咬み合わせが原因の
時は就寝中にマウスピースを装着す
ることで歯に対する負担を軽減します。
大きく削れてしまい、段差が気になる
時にはコンポジットレジン(樹脂)で
修復します。
「爪で触って気になるんですよ」とおっ
しゃる方がいます。
ただ原因除去をしないと、天然の歯が
削れるくらいですから人工のものは
簡単に外れたり、とれたりと同じ
結果になります。
本日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。
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