こんんちは。
鈴木歯科クリニック院長鈴木喜之です。
昨日お見せした写真は結局どの程度
の虫歯だったかということをお見せし
ます。
実は年齢が12歳ということで虫歯に
対してあう意味リスクがある年齢でし
た。
実際に削るとこんなに進行していました。
まだ外側には着色が残っており虫歯の
除去を行いました。
昨日ご紹介したダイアグノデントでは
反応がわずかしかなく、歯を削るべき
か躊躇しました。
ですが患者様の「歯がしみる」という
コメントとレントゲン診断から実際
削ってみますと上の写真まで進行
していました。
もう少し削ると「歯の神経」をとる
という処置になります。
これは避けたい処置です。
第1大臼歯と呼ばれる歯は物を
咬む歯では1番咬めて、しかも
力が加わる歯です。
「歯の神経」をとってしまいますと、
歯が割れてしまうなどの事が
起こり、将来の抜歯の可能性に
つながるからです。
このケースでは
極力歯の神経はとらない方針だ
が、「歯がしみる」ということが
初期に出る可能性がある。
症状がおさまらなかったり、
不快症状が強まるときにはあら
ためて「歯の神経をとる」可能性
がある。
上記の事をお伝えしました。
最終的にはコンポジットレジン修復
を行いましたが、これからの摩耗、
着色など経過を見る必要があります。
学校検診では、要注意ということだ
ったのでメンテナンスにくる事を中断
したということでした。
このことから年齢の若い患者様では
着色した歯の進行を判断する難しさ
と3カ月に1回のメンテナンスの重要
性を感じています。
本日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。
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