こんにちは。
鈴木歯科クリニック院長鈴木喜之です。
山形市では今日から小学校2学期が
始まるところが多いようですね。
本日は「入れ歯は残った歯をだめにす
るの?」についてお伝えします。
2,3年ごとに入れ歯を修理したり、作り
変えている患者様に言われたことが、
あります。
それは「入れ歯にすると余計に歯がだ
めになる気がする」ということです。
最初に歯医者で入れ歯を製作して、し
ばらくするとバネや入れ歯が壊れ、修
理してもらう。またしばらくするとバネを
かけていた歯が、揺れてきて抜歯する
という内容です。
またこうもおっしゃいました。
歯の本数が少なくなり、入れ歯が大きく
なればなるほど、抜歯になるんだよねー
と。
このことは入れ歯のすべてを言い尽
くしています。
入れ歯はよく咬めないとか歯ぐきに
こすれて痛いという部分がクローズ
アップされていますが、1番のポイント
は残った歯に負担をかけてしまい
しまいには抜歯につながるという事
なのです。
どうしても患者様を中心に考えますの
で、今目の前の患者様が総入れ歯
や部分入れ歯でお困りになっている
時には、痛みや咬めないという部分
に集中します。
ただ長期的に見たときに、歯を失った
時に入れ歯のバネを残った歯にかける
ことは、だきついたり、おんぶするような
ことと同じなのです。
しかも咬むことで揺さぶる力がかかり
ます。おんぶした背中で動かれると
つらいですよね。
これが入れ歯では歯は文句を言いま
せんので我慢してくれるのです。
ただどうしても負担が続いてもうだめだ
となった時に歯はゆらゆら動いてきて
しまい、それが加速されしまいには
痛みや腫れとなり抜歯になるのです。
そもそも歯は大切な臓器です。ですか
ら抜歯を避けるようにしなければなり
ません。
入れ歯は落ちない、外れないことが
当たり前なのですが、その分バネを
かけた歯に猛烈なストレスと力が
失った歯の本数分かかるのです。
1番大事なことは入れ歯にならない
ように歯を失わないように歯のメン
テナンスをすることです。
実際に入れ歯でお困りの方は、残
った歯に極力負担をかけないように
入れ歯を製作することです。
総入れ歯の方は咬み合わせやお口
の型とりなどステップごとに念入り
に行っていく事です。
本日も最後までお読みいただきま
してありがとうございました。
コメントを書く