ぎりぎりまで抜歯はしない方が良いですか?

ぎりぎりまで抜歯はしない方が良いですか?

こんにちは。


鈴木歯科クリニック院長鈴木喜之です。



お盆を過ぎてから山形市は雨の日が

続き、ひと雨ごとに涼しくなってきま

した



夏の季節が過ぎ去るさみしさと食欲の

秋がやってくる楽しみがありますね。



本日はぎりぎりまで歯を抜かない方が

いいの?についてお伝えします。



昔の歯科治療では、抜く必要のない数

多くの歯を抜歯しました。その反動

で、むやみに抜歯しない歯科医が良い

歯医者と思われるようになりました。

抜歯の基準はさまざまで、ある意味歯

科医の治療技術レベルを問われること

でもあります。また患者様のご希望も

加味されます。

一般的な話をしますと、抜く必要のあ

る歯をそのままにはしない方が良いと

いうことです。




痛くないからといって、ぼろぼろにな

った歯を放置することは、虫歯菌の住み

家になり、ほかの歯も虫歯になりやすく

なります。



歯周病でぐらぐらになった歯を、自然に

抜けるのを待っていたら、歯を支える骨

の吸収が進んでしまい痩せていきます。



その結果、入れ歯やインプラント治療の

際に影響が出てきます。




入れ歯にしてもインプラントにしても、重

要になってくるのは、抜歯したあとの骨の

ボリュームだからです。



入れ歯の場合には、骨がやせ細った状態の

上に入れ歯を装着しても滑ってしまい、入れ

歯が安定せず、痛みの原因になります。



インプラントは最低約10mmの長さを確保

したいですから、足りない骨の増量を図るため

付加的な処置で 新たな費用がかかったり、

腫れたりします。




ですから痛みや腫れがなくとも、抜歯が必要

と判断された場合には早期に抜歯処置は必要

です。



その際に抜かない方法がないかと悩まれた時

にはセカンドオピニオンとして他の歯科医院

で相談されるのも1案だと思います。




大切な歯を、何度も治療しないこと、歯が着色

しているからといって不必要に歯を削らないこ

と、抜歯せざる負えない歯は速やかに抜歯して、

入れ歯やインプラント治療に備えること、どう

してもと悩んだ時にはセカンドオピニオンと

して他の歯科医院で相談すること




すべては大切な歯を守る事であり、ご自身の健

康につながることだと思います。



本日も最後までお読みいただきまして

ありがとうございました。





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