入れ歯が壊れる訳

入れ歯が壊れる訳

こんにちは。



鈴木歯科クリニック院長鈴木喜之です。



よく入れ歯が壊れるという患者様がい

らっしゃいました。



入れ歯が壊れる原因はいくつかありま

すがこの場合は入れ歯の厚みが薄く

しか作れなかったからです。

山形歯医者こだわり歯科医が語る本音の歯科講座-入れ歯の隙間

(上アゴの失った前歯部分に着目)



もちろん厚みを十分にとりたいのです

が、咬み合わせが低くいため、入れ歯

のスペースがなくなったからです。



たくさん歯を治していくうちに咬み合わ

が低くなってしまったからです。実は

こういうことはよくあります。



この写真でも1mmから2mmくらいしか

隙間がないことが分かると思います。



当然咬む力によって壊れてしまいます

よね。



患者様から自費診療で丈夫な金属製

入れ歯にすれば壊れませんか?と

う質問もありました。



残念ですが答えはNOです。



もちろん最初は壊れず、使用できる

と思います。でも咬み合わせの力は

強く、金属と人工歯の接合部が壊れ

しまうのです。



この場合、低くなった咬み合わせを元

の咬み合わせに近づくように高くしな

ければなりません。




入れ歯の再製作はもちろんですが、咬

み合わせを高くするには上下の奥歯

の歯をすべてやり替える必要がありま

す。



「壊れたから入れ歯を再製作する」だけ

ではなく咬み合わせの視点からも考える

必要があります。



本日も最後までお読みいただきまして

ありがとうございました。





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