こんにちは。
鈴木歯科クリニック院長鈴木喜之です。
昨日中学校検診に行ってきました。
驚くのは虫歯が年々減っているという
事です。
これはとてもうれしいことです。虫歯の
洪水とよばれた時代もあったようです
が、近年虫歯は制圧されつつあり、
歯周病もそうあって欲しいと思います。
理由は予防歯科の大切さが伝わって
きている事やフッ素入りの歯磨き粉の
効果、中学校での積極的な虫歯予防
への取り組みなどがあると思います。
集団検診という状況で、診療室とは
違って、明りの届きずらい上アゴの
奥歯はとても判定が難しかったと思
います。
それでもできるだけ正確に判定をし
てきました。
虫歯が少なくなっているのですが、
COと呼ばれる歯(削る必要はないが
、着色程度で要観察が必要な歯)は
たくさんありました。
ですから集団検診での統計で、過
去より虫歯が少なくなっているから
OKと考えないようにしています。
中学校での一定の期間だけではな
く、高校生になっても、大学生になっ
ても社会人にもなっても歯を削る事
になってはいけません。
いつも私が思っていることがあります。
病気を治す今だけをみるのではな
く、一生涯自分の歯でおいしく食べ
て健康でいるということ。
ですから注意が必要なCOと呼ばれる
歯が虫歯に進展しないようなアドバイ
スが必要だと思っています。
クラス単位で検診前にスタッフが製
作したブラッシングの動画をみても
らいました。
わずか3分ですが少しでも生徒のき
ずきになってもらえればと思ってい
ます。
検診は限られた時間内で多くの生徒
をみなければなりません。
正直、見えずらい奥歯や唾液がつ
いていますと判断に困ることもあり、
終わるとへとへとになります。
でも治すべき所は早く生徒の伝えて、
治療をしてほしいと思いますし、不必
要に削らなくともすむCOと呼ばれる
歯は虫歯に進行してはいけないと思
います。
本日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。
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