こんにちは。
鈴木歯科クリニック院長の鈴木喜之です。
奥歯に物がつまる経験がある方はいませんか?
経験のある方はお分かりだと思いますが 1度つまってしまいますと、つまるだけではなく、とれなくて不快な思いをしますよね。むしろとれにくいことが1番困ることだと思います。
またつまったからブラッシングでとろうと思っていてもなかなかとれるものではありません。デンタルフロスや歯間ブラシが必要になります。
物が奥歯につまるときは2パターンにわかれると思います。
1、歯周病で歯の間がすいてしまい、食べカスが間にはまりこんでしまう
2、繊維質(野菜、肉など)のものがつまり、シーシーしたくなる(人前ではできない)
1の時は歯間ブラシが活躍します。小さくなった食片がはまりこんで、とれないので、歯間ブラシで押し出してあげることが有効です。
ただ歯の間の隙間は場所によってもサイズがばらばらになりますので、選択するサイズに注意が必要です。
SSSからLLまで5段階くらい販売されています。
もうひとつアドバイスしますね。
やりすぎると歯ぐきを痛めてしまいますので、加減をすること。また何種類も必要になるときは少しサイズの小さいもので対応しましょう!
無理にいれると血が出て歯ぐきに傷ができます。
もっというと爪楊枝という方法があります。見た目は悪く、手で覆わなければなりませんが、とても有効です。欧米ではツースピックと言い、切り口は三角で、とれやすくなっています。
日本は切り口は円ですよね。理由はわかりません。お分かりの方がいらっしゃいましたらお教えください。
そして厄介なのは2のほうです。
歯と歯の間(専門用語でコンタクトポイント)にひっかかってしまいますとフロスで引っ掛かりをとった後除去しなければなりません。
フロスを奥歯にうまく通すのは慣れが必要ですし、糸ようじののようなものはコストがかかります。
うまく通せず、血だらけになる方もいらっしゃいます。
そもそもなぜつまるのかというと
1は歯周病が進行したためですが、2は様々な理由が考えられます。
1番多いのが何らかの原因で歯の間にわずかな隙間(50ミクロン以上)が出来てしまった時です。
たとえば
歯科医院で歯を直しているとき、歯科医の調整過多
歯周病で歯が揺れるようになった
咬みわせの関係で上下の歯関係が(1歯対2歯)きつく、楔を打ち込むようになっている
片咀嚼(片方でばかり物を咬む習慣)である
などたくさんあります。
ポイントはすぐとれることです。とれずにそのままでいることは不快な上に、虫歯や歯周病を悪化させてしまうからです。
以上のような事に心あたりがある方は1度受診されたほうがよいと思います。
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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