歯牙移植・・親知らずを利用する

歯牙移植・・親知らずを利用する

こんにちは。

鈴木歯科クリニック院長鈴木喜之です。

昨日はスタッフと勉強会を行いました。

午後2時からわずか1時間ですが、

毎週おこなっています。

私は山形市で開業してから16年目を

迎えますが、歯科は日進月歩していま

す。

置いていかれないように、いや

追い越すつもりで歯科の分野に、

これからも取り組んでいきたいです。

子供のころのマラソンでグループ

から振り落とされないように走った

頃を思い出しました。

スタッフも一緒にがんばってくれるこ

とがとてもうれしいです。私1人の力

では非力ですが、全員で力を合わせ

ると100人力になると思っています。

さて本日は「親知らずの歯を移植する

・・歯牙移植術」についてお伝えします。

インプラント全盛の時代ですが、必ず

必要とはされていない親しらずの歯を

抜歯して、やむおえず抜歯になりそうな

所に歯を移植するという方法があります。

インプラントのように人工物ではありま

せん。自分の臓器です。

なんといってもインプラントには歯根膜

はありませんが、天然の歯である親知

らずの歯には歯根膜がありますので、

咬む力を逃がすことができる(緩衝)

能力があります。つまり咬む力をコント

ロールすることができます。

インプラントはよく咬めるがゆえに反対

側や隣の歯が痛んでしまい、抜歯にな

ることがあるのです。インプラントの歯は

なんでもないのに。

話はそれますがインプラント治療は、安

心、安全にインプラント治療すること以

外にしっかり咬み合わせを調整する事

はとても重要です。

インプラント治療の信頼性がでてきた

現在はいかに長期的に長持ちをさせる

かということに着目ポイントは変わって

きています。

しかも咬み合わせは時間とともに、変化

しますので、定期的にチェックすること

が必ず必要です。

ですから歯根膜は過度の力がかから

ないようにコントロールしているのです。

天然のショックアブゾーバー(トランポリン

のバネ)がついている事と同じです。

話を戻しましょう。

インプラントと違い歯根膜があると優位

になるとお伝えしました。

それ以外にも「骨誘導能」という素晴らしい

機能があり。骨を作ることができますので

ある意味ないところに歯を支える骨を

作ることができるのです。

ただし、親知らず歯があっても、移植が

必要でだめになりそうな歯が現在ある

のか、将来をみこして親知らずの歯を

そこまでして残すのかという疑問は

残ります。

ある意味、歯牙移植はタイミングがポイ

ントになるかもしれません。

追伸

もし皆さまの中で「聞いてみたい歯科

のこと」にメールしてみようと思う方が

がいらっしゃいましたらこちらからお

送りください。

1日から2日以内に私が返事します。

「聞いてみたい歯科のこと」

アドレスdentsuzuki@gmail.com です。

本日も最後までお読みいただきまして

ありがとうございました。


歯科治療全般カテゴリの最新記事