こんにちは。
鈴木歯科クリニック院長鈴木喜之です。
本日は下の前歯の生え換わりについて
お伝えします。
（下の前歯の内側から永久歯の
頭が顔を出そうとしています）
永久歯への生え換わりは6歳ころにや
ってきます。
通常は乳歯がぐらぐらしてきて、スム
ースに永久歯への交換になります。
よくあるのが乳歯がまだ残っているの
に永久歯が内側から顔を出してくる
ことです。
大抵は、多少のずれ（内側から出て
きても）があっても、永久歯のの方が
大きいので押し出すように、グラグラ
させて乳歯が抜けます。
でも上の写真のようにかなり内側か
ら生えてきた時には、永久歯の生え
てくる方向がずれてしまっているの
で押し出す効果がありません。
その結果、乳歯と永久歯が2枚重な
る様になります。
その時は歯科医院での抜歯となります
ずれて生えてきていますので、あまり
グラグラ揺れていませんので、麻酔
をしっかりかけて、抜歯します。
歯根も細い状態で、しっかり残ってい
ることが多いので折れないように抜歯
します。
お母さん達が心配される事として、
「内側に永久歯が生えてしまった
ので歯並びが心配です」という質
問があります。
でも心配はいりませんよ。
乳歯の抜歯が済んでしまいますと、
内側に生えていた永久歯は、舌に
押し出されて、前方へ移動していき
歯列の中に納まります。
6歳ころから12歳ころまで乳歯から
の永久歯の交換が起こります。
生涯健康で食事をしていく大切な
永久歯ですから、お子様の歯並び
についても見守ってくださいね。
本日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。
