自分の癖をわかってもらうこと

自分の癖をわかってもらうこと

先日顎関節症の方がみえました。アゴが痛いということでしたので、なんとかしてあげたいと思って対応したのですが、患者様とうまく意思疎通することができませんでした。

というのも私は「なぜ痛くなったのか」という原因を探り、その原因をまず排除すれば症状は軽減でき、そのうえでスプリントなどの医療装置を使用すればもっとよくなると思ったからです。しかしながら患者様は原因はともかく、まずはなんとかよくしてほしいという思いが強く、原因除去を試す余裕がなかったようでした。

後から思うと、その気持ちはもっともなことで、そのつらい気持ちをくんであげればよかったと後悔しています。

ただ、私はスプリントなどで1次的に好転しても、原因を除去していかなければまた同じことが起きてしまうと思っています。今回の件で顎関節症の病気でお困りの患者様に対して、態癖などの生活習慣がかかわっていることをお伝えすることが難しいとあらためて感じました。

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