その416

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治療を嫌がる小さいお子様は無理をしない?

大人も子供も歯科治療は嫌なものです。私も子供のころは歯医者は大嫌いでした。

ましてや小さいお子様が、嫌がって泣いてしまうのは当たり前です。

突然、治療用のいすに寝かされ、顔にライトを向けられて、知らない大人の顔が正面から覗きこまれている訳ですから。

長年歯科治療をおこなっていますと2歳から6歳くらいまで治療を嫌がってできないことがあります。

特に2歳から3歳くらいまでは、無理は禁物です。

1番は押さえつけて治療をおこなっても、歯科医師が正確な治療をできないことが多いからです。

出来る範囲で治療はおこなうのですが、歯の根っこの治療の際に唾液が入り感染を起こしたり、ぴったりした詰め物ができないなどの事態も起こります。

このことが後になって再治療につながります。

また、治療中の事故のリスクもあります。

例えば、治療を嫌がるお子様の体を押さえつけても、一瞬、顔を振りほどこうとすると唇やホッペの内側を切ることがあります。

また、銀歯を装着しようとして口の中に落としてしまい、肺や気管に誤嚥させてしまうリスクもあります。

本格的な治療を施さない時(簡便な治療での対処)には、痛みのない小さい穴なら、歯を削らず溶けにくい材料で封鎖をするだけ、着色なら薬を塗布するだけなどで対応します。

押さえつけたことで、本当に歯科治療が苦手になることもありますので、「現在の虫歯を治す」ということだけではなく「将来、嫌にならない歯科治料」という観点も必要だと思います。

P.S
痛みを強く訴えていたり、治療しなければならない場合には、泣いても叫んでも、もちろん治療はおこないます。

親御さんと歯科医師がよーく話をした上で、治療をおこなうか、簡単な処置で経過をみることにするかを決めてください。

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