こんにちは。
鈴木歯科クリニック院長鈴木喜之です。
山形市の朝晩は寒いくらいになりました
ね。朝方はしっかり布団をかぶって寝て
います。おかげで熟睡しすぎて困って
いますが。
自分では夏の疲れを癒していると言い
訳しています。
でも睡眠がばっちしですと、朝起きた時
の気力の充実さを感じますね。
「よし、やるか」みたいな。
さて本日は「口を閉める癖が受け口
(反対咬合)になる」についてお伝えし
ます。
小児の患者様で受け口(反対咬合)に
なっているケースがあります。
お口の中は前歯だけが逆の咬み合わ
せになっており、ほんのわずか上の歯
が下の前歯より前に出ていたら、受け
口にならずにすむ事があります。
ほんと、わずか数mm上の前歯が前に
出ていたら正常の咬み合わせなのです。
下の前歯がわずかに前へ出ているか、
もしくは上の歯が内側に倒れていても
この事は起こります。
それは先端同士で咬むと奥歯で咬め
ないため前方にスライドしてしまい、
やむおえず受け口のようになっている
ことが多いのです。
詳しくお伝えしますと、横から顔を見ますと
受け口ではなく、前歯の咬みわせだけが、
逆になっている場合です。
一緒に来院されているお母さんの顔を
見ても受け口ではありませんし、お父さん
やおじいちゃん、おばあちゃんなど家族
の中に受け口の遺伝性はありません。
ちなみに受け口は遺伝性が高いので、
家族(祖父母まで)確認した方がよい
と思います。
もし遺伝的にないようでしたら、日常の
何気ない癖、寝方など態癖を疑うべき
です。
うつぶせ寝のような寝方が原因の時に
は、歯だけではなく顔面の骨格まで、
押しつぶされてしまい反対咬合になり
ます。
写真のケースでは、口元を閉める癖の
あるお子さんでした。
1度咬み合わせがくずれてしまいますと
自然にはもとにもどりませんので、矯正
治療になります。
この場合、簡単な装置をいれることで
2カ月程度で咬み合わせ(前歯だけの
受け口)は治ります。
大事なことは「癖」をやめることだという
ことです。
10年前に「態癖」のことを知らなかった
ので反対咬合を治そうとしても、全然
改善できず、しばらくして口元を閉める
癖を持っていることに気付いたことが
ありました。
歯科の分野のなかでも「口臭」と「矯正」
に関しては原因をきちんと探らないと
徒労に終わります。
そこから治療がスタートします。
本日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。
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