こんにちは。
鈴木歯科クリニックの鈴木喜之です。
私も初めて知ったのですが晩年の徳川家康は歯が全て無くなり、そのため木の入れ歯を作らせ食事をしていたらしいです。
大学医局員時代につげの木でできた上下の総入れ歯を保存液につけた状態で見せていただいたことを思い出しました。(教授担当の患者様がお持ちになりました。)
なんでもご先祖が商家を営んでいて、職人が家に逗留して製作したらしいと話されていました。
見た感じはよくできており、入れ歯には歯石のようなものがこびりついていました。またすり減っていたので咬んで食事をしていたのだと思います。
「型はどうやってとったのだろうか」とか「どのくらい咬めたのか」など話題になったことを憶えています。
しっかり咬みたいがインプラントは怖い、骨のボリュームや病気の関係でできないという患者様もいらっしやいますので、昔からある入れ歯にも目を向けなければならないと思っています。
現在下アゴの入れ歯の吸着が話題になっていますが、入れ歯は今も進化しています。
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