その324

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歯をつなぐために何でもない歯を削っちゃうの?

歯を失った際には前後左右の歯を削ってブリッジと呼ばれるダミーの歯をつけた差し歯を製作する事があります。

抜歯後の治療方法としてブリッジ、入れ歯、インプラントなどがあります。以前はブリッジや入れ歯が多かったのですが、最近ではインプラントも定着していますので、ブリッジを選択する方は減ってきたと思います。

歯科医師として困るときがあります。それは前後左右の歯が1度も削っておらず、きれいな健康な歯をしている時です。

もうすでに治療がなされていたり不備な治療が行われていれば、この機会に一緒に治しましょうと言いきれるのですが、健康な歯であれば躊躇します。

ブリッジは前後左右の歯をつなげて被せるために歯を大きく削ります。その結果、いつも以上に歯を削るため「歯がしみる」こともあります。

前歯など見えるところであれば「見た目」の問題もあります。自分の歯以上にきれいな歯はありませんから。ましてや銀歯になったらと思うとなおさらです。

またダミー部分には食べカスがつまるので、ブラッシングなど清掃は面倒になります。

これが正しい治療方法という答えはありません。「何を優先するか」ということが抜歯後の治療を選ぶ基準になります。

P.S
患者様はブリッジにすることで「自分の歯のように咬めるようになる」とお思いかもしれません。

でも、補助にはなりますが自分の歯のようには咬めません。結局はつないでいる歯で無意識に咬んでいます。(ダミーの所では力が入らないからです)

歯を抜きっぱなしにしておきますと歯が動いてしまい、歯並びが崩れてくるのを防止するということが目的の1つになります。(時が経つと顎関節症など不定愁訴の原因にもなります)

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