インプラントをおこなう前になぜ歯を失ったかを考える

インプラントをおこなう前になぜ歯を失ったかを考える

こんにちは。



鈴木歯科クリニック院長鈴木喜之です。

昨日インプラントセミナーに参加して

きました。そのため山形市恒例の

「芋煮会フェスティバル」に参加できず

残念に思います。

台風が来ていましたが、大盛況だった

ようですね。

直径6mの大鍋で三万食用意したのが

ちょうどなくなったそうです。




本日はインプラントをおこなう前になぜ

歯を失ったかを考えるということをお

伝えします。




皆さんは虫歯だから、歯周病だから歯を

抜歯していると思っていませんか?



確かに抜歯の原因の多くは虫歯と歯周

病が関係しています。



ただ原因が単独で起きているのではなく、

複合的に起きていることもあります。



虫歯の場合、歯の神経をとっていますと

歯の強度はとたんに落ちますので、反復

する咬合力で歯の破折がおこり、抜歯に

つながります。



歯周病の時は、歯が揺れてきますので、

咬合力に歯がついてこれず、ぐらぐらに

なって抜歯になります。



この2つの原因はある意味「細菌による

感染症」が主な原因となり,咬む力はさほ

ど問題になりません。





ところがお口の中が清潔で、虫歯や歯

周病でない方が1本だけけ歯の神経を

とったり、歯がぐらぐらだったりすること

があります。




よくみると咬み合わせのバランスが崩れ

ており、その部分1か所に応力(咬合力)

がかかってしまった結果起きているので

す。



ですからインプラントで歯をいれても、

同じことが起こると思います。



患者様も我々歯科医もどうしてもイン

プラントを痛くなく、きれいに、早く装

着するという事に目を奪われがちです。

「なぜこの歯がだめになって、インプラ

ント治療が必要になったのか」というと

を原因を考えることはもっと重要です。

たとえば前歯に問題があるときは、

奥歯の噛み合わせを確認し、奥歯に

問題があるときは前歯の咬み合わせ

を確認する。症状のある歯をみるのでは

なく反対側の咬み合わせに原因が潜ん

でいることがあるのです。

本日も最後までお読みいただきまして

ありがとうございました。




























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