その436

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健康寿命を意識してみませんか?

よく新聞やTVでは「平均寿命」については目にしますよね。男性が約80歳、女性が86歳です。(数値はざっくりとですが)

でも、この数字には健康な生活を営んでいる人だけではないんですよ。

不健康寿命と呼ばれる自由に日常生活が送れない方も含まれています。

男性で9年、女性で13年(ざっくりとした数値)になります。

ですから健康寿命(不自由なく健康に日常生活を送ることが可能な期間)は平均寿命から不健康寿命を引いた数値になり、男性で71歳、女性で73歳になります。

この数値は驚きですよね。まだまだ、70歳前半は第2の人生を謳歌していただきたい年代なのに。

不健康な期間が長いほど医療費や介護給付費の多くを消費する期間が増大することになります。

そんなことより、周りの家族の方が大変です。

そして1番重要なことは、介護が必要になったご本人が、周りの人に迷惑をかけているのではないかと気にしてしまうことです。

「たかが歯、されど歯」です。しっかり食事を食べて元気でいることは大切です。

診療をしていますと、歯がたくさん残っている高齢者は若く見えます。イキイキしています。笑顔をたくさん見せてくれます。

しっかり食べないと活力が出ません。会合でお友達との食事も億劫になります。1人での食事は楽しくありません。日常生活に意欲がなくなります。

歯は健康の源です。

人は健康でいる時には「健康でいるありがたさ」を感じません。病気になってから初めて知ります。

歯を大事にして元気で笑顔の毎日を過ごしませんか?

P.S
高齢の父を見て、健康でいるありがたさを強く思うようになりました。

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