その409

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上の前歯の内側の歯肉を咬んでいる方へ

咬み合わせで苦労されている方は意外と多いと感じています。

その一つとして上の前歯が出ているケースについてお伝えします。

上の前歯が出ておりますと、見た目ということだけではなく、機能的にも不具合を生じます。

上の前歯が出ているケースを2つ分けて説明します。

1つは、前歯が出ているため下の前歯と咬んでおらず、物を咬み切りにくかったり、下唇を上の前歯で挟み込んだり、口が閉めきれず、口が乾いてしまうことです。

もう一つは、下の前歯が隠れるくらい上の前歯が覆いかぶさり、しかも上の前歯と歯肉の境目を下の前歯が咬みこんでしまい、歯肉に傷ができることがあります。また顎関節症の原因にもなります。

先日、上の前歯をかぶせ物(=差し歯)で治す患者様がおられました。いつも内側の歯肉を咬んでいることは自覚されていました。

前歯をかぶせ物で治す際には、使用する歯科材料の厚みが必要になります。

金属、セラミック、ジルコニアなどいろいろな材料が想定されます。厚みがありませんと脱離したり、破れてしまうからです。

前歯の内側の歯肉を咬みこむくらいですから、どうしてもある一定の厚みの確保は難しくなります。

ですので、場合によっては下の前歯を少し削ってスペース確保(材料の厚みの確保)をおこなう時が出てきます。

通常は上の前歯だけを削ってかぶせ物を製作しますが、上の内側の歯肉を咬みこむぐらい、咬み合わせが深くなりますと、やむおえずおこなう処置になります。

ある意味、1番簡便な方法となります。

P.S
もちろん、矯正治療によって咬み合わせを治すことが理想的ですが、患者様のご希望(治療ゴール)がどこにあるかがポイントになります。

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