その407

NO IMAGE

入れ歯どうしではよく咬めない?(上下入れ歯の時)

先日、患者様から他歯科医院で製作した入れ歯がよく咬めないから見て欲しいと言われました。特に右側が咬めないということでした。

前歯に数本あるだけであとは口蓋全体を覆う部分入れ歯(上顎)でした。下の方はというと右側の奥歯がない部分入れ歯(下顎)でした。

ただ、下の左側は奥歯があり、前歯もしっかり残っている状態です。

上の部分入れ歯を拝見しますと、よくできており、咬み合わせもしっかり咬んでいます。下の入れ歯は10年近く使用しているとのことでした。

一般に入れ歯を装着していますと、咬む能力は自分の歯で咬んでいた時と比べて格段に減少します。

そうです。咬みにくいと言われたところは、上も入れ歯、下も入れ歯という入れ歯どうしの咬み合わせでした。反対側は入れ歯と残った自分の歯で咬んでいたのです。

私は入れ歯を装着していませんので推測になりますが、「入れ歯どうしの咬み合わせでは、しっかり力がかけることができず、こねるようになっていただけ」になったと思います。

ここ1番は自分の歯で咬むことになります。左側では下の奥歯が残っているので左側の方が咀嚼しやすい状況だったと思います。

また、右側の下の奥歯のすり減った影響もありました。

P.S
長年入れ歯を装着していますと、咬む溝はすり減ってしまいツルツルになってしまいます。そうしますとやはり食べ物をうまくすりつぶせなくなり、「咬みにくい」状態になります。

そういった時は「溝をきる」ようにしてギザギザをつけてあげますと、咬みやすくなります。(咀嚼効率を上げる)

入れ歯の歯は咀嚼によってすり減ってきますので、痛くなくとも定期的なチェックは必要です。

歯の豆知識カテゴリの最新記事