その300

その300

歯の表面についた「ひび」が気になる方へ

歯の表面をマイクロスコープや拡大鏡などを用いて見ますと、「ヒビ」を確認することがよくあります。

「歯のひび」にそって着色が起きたり、ヒビが深くなってきますと自分の目でも確認ができます。

これは咬む力によって起こるのですが、ひびだけですと経過をみるだけになります。

ヒビは患者様が痛いと言われて来院されたが、歯科医が原因を特定できない時の1つでもあります。痛みはそのひびが深部まで進行したときに起こります

前歯の場合、歯の表面に限局して起こっている事が多いので、心配いらない事が多いです。

奥歯ですと物を咀嚼する「咬合力」がかかり、ひびが進行して歯が1部かけたり割れたりなどトラブルの原因になります。

ヒビが深くなり歯の神経まで達しますと、感染がおこり「歯がしみる」、「咬むと痛い」等が起こり、症状が進行しますと「ズキズキ痛い」「歯茎が腫れた」など重い症状に変化します。

初期の際には歯科医も判断できかねることがあります。

P.S
ひび自体を修復はできず、欠けた、痛い、腫れたなど起きた症状に対しての処置が歯科医のできことになります。

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