こんにちは。
鈴木歯科クリニック院長鈴木喜之です。
■お休みさせていただきました
ブログの更新を少しお休みさせて
いただいておりました。
だめですね。1度休んでしまいま
すとなかなかPCの前に向かうの
がおっくうになります。
食欲の秋と申しますか、お酒の
秋といいますか、その両方と
いいますか、仕事終わりの1杯
が続き、早寝していました。
「おいしいおかずなので純米吟醸
を飲むともっと幸せになるな」と
勝手な理由をつけてです。
また季節も変わり、熟睡できるせ
いか1度寝たらぐっすり寝てしま
います。
おかげで体力、気力はばっちしです。
いやーうまいもん食って、飲んで、
寝る。いいですね。
私のストレス解消法です。
これからまた、いろいろな歯科
情報をお伝えしますね。
■ 本日のテーマ
「白い歯を入れたのに剥がれて
しまった」についてお伝えします。
前歯や奥歯に白い歯を入れたのに
剥がれてしまったという相談やクレ
ームがあります。
原因は様々で、歯科医院側、患者様
側、どちらが悪いかはっきりしない
などがあります。
多くは複合的に起こっているですが
わかりやすくお伝えするために、
あえて別々に御説明します。
本日は材質編です。
まずは保険と自費で製作した場合の
材質の違いが多くあります。
保険で製作した前歯は下地に金属を
使用し、そこコンポジットレジンと
呼ばれる樹脂を貼りつけたものです。
そもそも金属とコンポジットレジンは
化学的にはつきません。
ですから金属表面加工して機械的に
ついているだけですので咬む力に
よって互いに歪がおこり剥がれて
しまいます。
また保険の差し歯はコンポジットレジン
という樹脂を使用していますので変色
も起こります。
メタルボンドと呼ばれる金属を下地に
したものにセラミックを築盛したものは
化学的に強固に結合していますので咬む力
で剥がれることは少ないです。(自費診療)
最近、ジルコニアという金属を使用しない
白い歯が主流になってきました。材質
自体が白く、金属を使用していないため
前歯に使用した際に、「暗く見える」という
欠点が補えるようになってきました。(自費診療)
その代わりに、あまりにも白いため従来の
セラミックを築盛して患者様それそぞれの
歯の色に近づけます。
つまりジルコニアは単体ではとても強度は
あるのですが、「歯の色」を再現するのは
難しいので。従来のセラミックを併用する
のです。
繰り返しになりますが、メタルボンドとの
決定的な違いは金属色が出ないので自然感
があるということです。
ただし、メタルボンドでもそうなのですが
2層構造のため一定の厚みがないと剥がれる
ことがあります。
とくに奥歯に使用した際には「咬む力」が
強いので剥がれてしまうことが起きます。
最近ではその欠点を補うためにe-maxと呼
ばれるセラミック単体で行う方法やジル
コニアにセラミックをプレスする方法もと
られており、強度もさらに上がってきました。
本日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。
追伸1
皆さんからのご質問も多くなってき
ました。必ずお答えしますので
遠慮なくメールしてくださね。
追伸2
もし皆さまの中で「聞いてみたい歯科
のこと」にメールご希望の方はこちら
からお願いします。
1日から2日以内に私が返事します。
「聞いてみたい歯科のこと」
アドレスdentsuzuki@gmail.com です
追伸3
こちらも是非ご覧ください。
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