こんにちは。
鈴木歯科クリニック院長鈴木喜之です。
先日2007年5月にインプラント治療によ
る死亡事故を受けて歯科医の書類送
検について報道されました。
死亡事故という医療事故はあってはなら
ないことなのですが、起こりうる事なのだ
と認識させられました。
インプラント治療など外科処置をおこな
いますと様々トラブルが起こりえます。
歯科医はそれを回避するために、様々
な検査を行います。
問診
過去に大きい病気をしたことがないか
確認します。
たとえば
脳梗塞、心筋梗塞、肝炎、糖尿病
高血圧など
インプラント治療に影響を及ぼす
病歴や患者様の現在の体調を
把握します。
視診
直接、目でアゴの状態や咬みあわせ
、歯の傾き、虫歯、歯周病などチェッ
クします。
レントゲン撮影
歯のレントゲンおよび上下のアゴを
含めた大きいレントゲンを撮影
これにより歯の状態、咬み合わせ
インプラントを埋め込むアゴの骨
のボリュームが概略わかります。
お口の型をとる
咬み合わせや埋めこんだインプラ
ントに相対する歯をしっかりかませ
るため、方向や歯の大きさまで
決めることができます。(概略)
CT撮影
これはインプラント治療では必須
のものです。
今までの検査にCT撮影を重ねること
で、インプラント埋入の角度や長さ
を決定します。
インプラント治療のリスクをぎりぎりま
で、少なくするということは当然の事
だと思います。
事前に確認できることはすべて行う
ことは重要です。
しかしながら様々な検査を行っても最
後行うのは人間ですのでリスクを0に
はできません。医療事故は起こりうる
ものなのです。
インプラント治療を行うことの責任を
あらためて感じました。
本日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。
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