皆さまの質問内容についてその1

皆さまの質問内容についてその1

こんにちは。



鈴木歯科クリニック院長鈴木喜之です。



本日は皆さまからの質問についてお

伝えします。




鈴木歯科クリニックHPでは質問を受け

ております。月に2、3回質問があり、

それに対してお答えしております。




またツイッターをやっているせいか

ツイッター経由の質問も多くなって

きました。ツイッターでは特に質問は

受け付けているのではないのですが。



いろいろな質問内容がありますが、

多い質問として根管治療(歯の根

っこの治療)がなかなか治らない

ということがあります。



確かに根管治療は難しく、見えない

所を手の感覚で探っていきます。



通常の治療ではうまくいくのですが、

1度こじれてしまいますと、なかなか

治らず、ズーンとした痛み、ニキビ

のような腫れが治らなくなります。




根管治療(歯の根っこの治療)では

いろいろな状況がありますので、

一概には申せないことが多いのです。



こういった時に多い原因として


1、神経がこびりついて、とりきれて

  いない



2、歯が割れてしまっていて、本来は

  根管治療ではなく抜歯を行うべき

  である



3、歯周病が原因としてあり、根管治

  療だけでなく、歯周病治療も必要

  である



4、根尖より外へ細菌感染が進み、

  バイオフィルムと呼ばれる細菌の

  層が出来てしまっている。

  なおこの場合、治らないときには

  根端切除と呼ばれる処置に踏み

  込むべきであります。



などさまざまなポイントがあると思いま

す。



根管治療は本来感染源がとりきれて

いれば治るものですので、何度も根管

を治療するものではありません。



ただどうしても見えないところを手の

感覚で行うため回数がかかってしま

うのです。



レントゲン写真と電気的根管長測定器

を利用するだけでなく、近年ではマイクロ

スコープや歯科用CT撮影を行うことで

より正確に治療が出来るようになって

きました。



なかなか治らない根管治療の際には

理想的には歯科用CT撮影を行い、

原因を突き止め、次にマイクロスコー

プを用いて感染源を目で確認しながら

徹底的に除去するということだと思い

ます。


本日も最後までお読みいただきまして

ありがとうございました。








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