その420

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吐き気の強い方へ。型取りの時にはご容赦を!

嘔吐反射の強い方(のど近くに触られてしまうと、おぇーっとえずいてしまう方)は歯を削った後の歯型の採取の時に苦労されます。

もちろん、奥歯を削るときにも苦労されているのですが。

お口全体の歯型をとるときには「口いっぱいに器具を押し込められて、しかも歯型採取用の硬いソフトクリームのようなものが、のどの方に垂れていきますので、なおさら大変な思いをされると思います。

歯型を固めるのに3分程度かかりますから、患者様は苦しい思いをされます。

一般的な対処法としては

可能であれば、型取り器具を小さめのものに変更する。

器具を口に入れたら、椅子をおこし、アゴをひき頭を前に倒し、足先をみながらゆっくり鼻呼吸をします。(歯科医師が誘導しますからご安心ください)

のどの感覚を楽にするため表面麻酔薬のスプレーをのどの方に吹きかけることもします。

型取りの不安感を軽減するために笑気麻酔をすることもあります。

それでも、患者様に我慢していただくことが基本となります。

大きすぎず、小さすぎず、お口にフィットした器具を使用して、歯型をとる材料がのどに垂れないようにすることが1番になります。

P.S
歯科医も1発で型取りを成功できるようにいつも以上に集中します。

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