その379

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「歯科治療は生活の質を上げる」という視点をお伝えします。

歯科医は虫歯や歯周病になった状態は「こんな風に悪影響がある、咬めない、他の歯にも負担がかかり、さらなる抜歯につながるかもしれない」という視点でお伝えしがちです。

どうしても「歯科」の目線になるのですが、患者様によっては「痛い、腫れた状態を治すのは当然」で、「どんなふうに以前の歯のように咬めて、美しい歯を取り戻せるのか」と思われている方も増えてきました。

歯科医も「この痛みや腫れの時には、この処置で治し、こんな方法で治す」という答を知っているため説明を怠ってしまうこともしばしばあります。

患者様のご希望は多様化しており、また顕在化していないこともあります。ですので、歯科医が勝手に思い込みをしないことも必要です。

まずは、患者様の不安、不満、ご希望をしっかり聞いて、どういうご希望があるのかをお互いに共有しなければなりません。

従来の歯科治療である。「痛くなく、早く治療が終わり、できれば費用もできるだけかけないようにすることが1番だ。」だけではなく、「よく咬めて、長持ちして、しかも以前のような自分の歯のようにしたい」患者様もおられるからです。

P.S
近年、患者様のご希望は多様化しています。歯科医も治療に専念したいために患者様のご希望を十分に聞き取りできない「もどかしさ」があります。

ただ、痛い歯を治すということだけでなく生活の質を上げたいという患者様のご希望を受け止める必要もあります。

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