その370

NO IMAGE

虫歯はどこにありますか!

患者様の気になる虫歯の治療が終わりますと、他の歯に虫歯がないか、もしくは歯周病のチェックをおこないます。

歯周病に関しては、初診時からおおよその検討はつくのですが、虫歯は目を凝らして確認しないと、小さい虫歯を見逃すことになります。

必要があれば、もちろんレントゲン撮影もおこない、念入りに確認します。

ただ、虫歯の穴が開いていない小さい虫歯の場合、患者様は舌で触っても、鏡で見ても確認のしようがない時があります。

昔とは違い、、色がつきはじめた歯を初期の虫歯と認定して歯を削る時代ではありません。

ですので、患者様はどの状態の虫歯については治療をおこない、どの状態の歯を経過観察にするのか判断できなくなります。

歯科医は着色だけでは留まらず、虫歯の穴ができ始めた時は治療をすることを決めるのですが、小さすぎてお見せできないことがあるのです。

特に歯の間に出来た時です。

まだ、虫歯の穴にはなっていないが、光を通すと黒く見えて穴の存在が確認できた時です。

患者様には口頭で説明はするのですが、写真を撮影しても穴があいておりませんと、なかなか伝わりません。レントゲンも同様で、お見せしても患者様はチンプンカンプンになります。

本当はお見せして、患者様が納得してからの治療をしたいと思うのですが難しいのが現実です。

歯科医を信頼して虫歯治療を決めていただきたいと思います。

歯の豆知識カテゴリの最新記事