こんにちは。
鈴木歯科クリニック院長鈴木喜之です。
5月28日、29日とマイクロスコープセミ
ナーに行ってきました。
2日間ずーっと文字を書き続ける
歯科顕微鏡(マイクロスコープ)を用
いてのトレーニングです。
文字をマイクロスコープを用いて、し
かもミラーを用いて上アゴ、下アゴを
想定して行いましたのでとても難しい
ものでした。
そもそもミラーを用いると鏡像ですの
で左右逆になります。脳がそれに追
いつかず認識ができないからです。
上の写真はその1部ですが、今までは
治療にマイクロスコープを用いていた
のは、ただ大きく見ていただけにすぎ
なかったと痛感しました。
日常の治療の中では私の場合根管
治療に使用しています。根管の汚れ
を目で直接確認し、きれいに洗浄す
ることでなかなか治らない痛みを除
去することが可能になります。
また審美歯科ではコンポジットレジン
での修復にも使用できます。
精密に行えますので、とてもきれいに
仕上がり、研磨のレベルが2ランク
上がるような気がします。
時間の経過とともに現れる歯との
境界部分の着色が起こりにくく
なります。
さらに歯周病にも応用できれば、
今まで残せなかったような重度
の歯周病の歯も救えるのでは
と今回あらためて認識しました。
歯周病での治療に応用はとても
難しいのですが、失われた歯槽骨
が回復しているケースを見せられ
ますと、使用しない手はないなと
思います。
でも使いこなせなければ、絵に
描いたもちになります。
講師の先生は「バットを持ってい
ればだれでもイチローになれる
訳ではない」と言いました。
もともと自分にとても甘い私です。
治療の質が少しでも上がり、抜歯
すべき歯を救えるならばと思うと
マイクロスコープを自分の道具に
しなければとあらためて思いました。
本日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。
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