「歯がツルツルになって気持ちいいーです!」
患者様にこう言ってもらえるようになると、中程度までの
歯周病治療は成功と言っても過言ではありません。
歯周病治療はプラークコントロールという患者様が
日々おこなうブラッシングと歯科医師や歯科衛生士が
おこなう歯石除去が1番の肝になります。
どちらが欠けても思うような成果を上げることは
できません。
でも、私の中では優先順位はプラークコントロール
が断然上です!
ちなみにプラークコントロールとはブラッシングの質を高め、
自分で歯の周囲に細菌を寄せ付けないようにすることです。
歯の間を爪楊枝でこすると「白くドロッとしたもの」が
取れてきますよね。
あれって、最近の塊なんですよ。それをしっかり歯ブラシで
取り除くということなんです。
患者様にはそのドロッした細菌の塊(プラーク)を
しっかり磨きとって欲しいのです。
一般に中程度までの歯周病は、痛みや腫れなど自覚症状が
少なく、多くは検診や虫歯の治療の際に指摘されて気がつきます。
患者様自身が気がつく場合は、歯肉からの出血やうずきが多い
のではないでしょうか。
そのせいでしょうか、この機会に歯周病治療をやろうと
患者様が思っても、その決意と覚悟が続かないのです。
ですから、患者様のモチベーションアップが難しいです。
ある意味、「患者様の生活の習慣を変えてしまうこと」に
なるんです。
これから歯周病治療を受ける患者様には、「今までのブラッシング方法
を変え、徹底的に白くドロッとしたものを除去してください。」
「そうでないと歯石除去だけでは治療効果は出ず、痛い
思いと歯がしみるという不快な症状が残るだけです。」
「歯石除去の治療ははそれからです!」と心を鬼にして
私は患者様に伝えることにしました。
歯磨き後に「ヌメリ」を感じましたらまだとれていない
証拠です!
ツルツルして気持ちいいーーー♪を目印にブラッシングを
がんばりましょうね!(^^)!
そうすれば必ず歯周病治療の効果も感じられますよ!
コメントを書く