その439

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歯の外傷による変色はぶつかった瞬間に決まる。

小学校の頃に前歯を強打しますと、前歯1本が他の歯と比べて色が黄ばんでいたり、茶褐色、グレー色を帯びた色になることがあります。

これは「歯の外傷」と呼ばれ、ぶつかった衝撃によって歯が抜けるような強い力がかかり、歯の神経を断裂させたからです。

ぶつかつたからといって必ず起こる現象ではありません。

すべてはぶつかった衝撃の力によって決まります。

人とぶつかつたり、物が当たったり、転んだりして前歯を強打すると変色の可能性が出ます。

ぶつかった当初は歯と歯肉の境目から出血を伴います。そして歯の揺れ(動揺)も起こります。

揺れ(動揺)が大きければ2~4週間ほど、隣の歯と連結して固定のギブスを付けます。(透明の接着剤で揺れが治まったのちに除去します)

揺れが少なければ何もせずに、経過観察になります。治療は必要ありません。

変色が起こる多くの場合、2,3日目から起こり、1か月後をピークに変色が進みます。

その後、歯の神経断裂の修復が進みますので、元の歯の色に少し戻ります。(完全に戻るとは言えません)

また、強打した歯に虫歯があったり、すでに治して歯である場合は「歯の神経除去治療」が必要となるときがあります。

このことは歯根が完全に出来上がった成人の場合は、難しい場合があります。

P.S
揺れていると気になるので、つい、舌でなめて確認したくなりますが、歯の揺れが大きくなる原因になりますので、絶対触らないでください。。

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