悪い歯をほっとかないでください。小さい虫歯でも意外と虫歯は進行しています!
虫歯が進行したのにも関わらず、痛みの峠を越してしまうと、歯医者に行くのが面倒だったり、億劫になってしまいます。
痛みがなくなるということは、歯の神経が死んでしまっている状態ですから、それからどんなに虫歯が進行しても痛みを感じることがなくなります。
特に歯の表面はエナメル質と呼ばれる鎧のような硬さを持っていますが、第2層部分は象牙質と呼ばれる水分を吸収しやすい柔らかい層になります。
ですので、虫歯が進行はエナメル質を突破しますと柔らかい象牙質はあっという間に虫歯部分になります。
皆さん、歯科医院に小さい虫歯を治し行ったつもりでも、「ずいぶん歯を削るなー」とか感じたことはありませんか?治療後に歯がしみたりしていませんか?
治療前は歯がしみなかったのに、治療後は歯がしみるようになるという事は、虫歯の進行が象牙質に及びますと深く削ることになり、歯の神経に接近するため生じます。
虫歯の洪水と呼ばれた昭和40年代のころのように、歯に着色を虫歯の初期と考えて歯を削る(早期発見、早期治療)ことは、現在はしません。
ただ、虫歯の穴は自然に治りませんから早期の治療が必要です。
p.s
時々、死んだ歯の神経の残骸から感染を起こし、腫れたりすることはあります。
そういった場合には来院することになりますから、お困りになった状態ではありますが、治療する機会になりますね。
あんまり放置し続けると、歯は残骸状態になり(歯の頭部分がほとんどない状態)抜歯になります。
でも、そこまでほっとくのはやめましょうね。神様がくれた大切な体の1部なのですから。
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