新しい入れ歯を装着された方へ
新しい入れ歯を装着しますと、入れ歯が強く当たってしまい歯茎に痛いところが出てきます。
もちろん、痛みが出ないように調整して治療完了するのですが、装着したばかりの日は実際使用してみないとわかりません。
治療室でおこなうチェックは限られています。
食事では15分から20分くらい咀嚼していますが、治療室のチェックはその場でカチ、カチと咬んで均等性を見たり、歯茎に強く食い込んでいる部分を削るだけだからです。
場合によっては歯科医が今までの入れ歯の人工歯がすり減った分、咬み合わせを高くしていることもあります。
咬む力や咬むバランスも変わってきますので、なおさら痛みの可能性が出ます。
無理に次回のお約束まで使用する必要はありません。痛いのを我慢して使用を続けると傷だらけになってしまいます。
ただ、ずーっと未装着ですと診療当日に「どこが痛いですか?」、「うーんどこだったかなー」という会話になってしまいますので、お約束前日からは痛くとも装着して欲しいと思います。
患者様には申し訳ないのですが、「ここが痛かった」という言葉や指さしによる場所指定よりも「傷ができている場所」が1番正確だからです。
P.S
患者様がおっしゃっている場所と傷ができている場所は違うことがよくあります。「背中の痒いところがここだったのか!」ということに似ているかもしれませね。
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