その376

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歯ぎしりをしているのですが白いかぶせ物を装着してもは大丈夫?

普段、歯ぎしりをしていたり、かみ合わせが強い方は歯を治した後にも注意が必要です。

それは治したはずの「歯」が壊れたり、外れやすくなるからです。

近年、金属を使用した治療を望まない方がとても多くなりました。

保険診療であるレジンを使用したものではなく、とても強度があるからという理由で、セラミックやジルコニアなど白くて強度のある材料を使用した自費診療を望まれる方もいます。

ただ、注意が必要です。

歯ぎしりなど、ものすごい咬み合わせの力では「はがれる=剥離する」ことがあるからです。

特に歯ぎしりは夜間寝ている時ですので、自分ではコントロールできません。

またセラミックやジルコニア単体では強度はとてもあるのですが、「ご自身の歯の色に合わせる」ために追加してセラミックを追加しています。

例えて言えば、「薄化粧をしてよりきれいに見せるため」になります。

ですから2層構造になっていることが多いです。

最大の欠点は追加したセラミック(薄化粧部分)の強度はさほど強くはありませんので、「はがれてくる」事態が強い歯ぎしりの場合起こってきます。

一般に歯ぎしりは誰にも止められないので、マウスピースを装着しての就寝をオススメすることになります。

歯ぎしりは歯科医を悩ます問題の1つになります。

P.S
「白いセラミックがはがれてしまう」現象は片方しか奥歯がない、反対側は入れ歯、前歯しか咬めないなど、咬み合わせのバランスがとれていない時にもよく起こります。

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