その364

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歯と歯の間の歯肉が痩せてきた、歯の間の隙間が気になる方へ

歯周病などが進行しますと歯肉の裏打ちをしている歯槽骨が痩せてきます。

そうしますと歯肉も痩せてきますので「歯の歯の間がすいてくる」ことになります。気にならない程度であればいいのですが、患者様によってはとても気になるものになります。

また、もともと歯の間がすいている方もおられます。

患者様の不満や不安として

1、見た目がよくない

2、空気漏れのためサ行など発音が不自然

3、物が詰まる

4、もっと歯肉が痩せてしまい、歯がぐらついてしまう心配

その他にもあるかもしれません。

相談を受けることの多くはやはり「審美性」になります。よくあるのが前歯にかぶせ物をしているのだが、だいぶ歯肉が痩せてきたので、かぶせ物を大きめに交換して隙間がないようにしてくださいというものです。

歯肉を押すように前歯のかぶせ物の横を膨らませることで、前歯の隙間を埋めことができます。

これはかぶせ物を交換する時に出来ることですので、ご自身のきれいな歯の時には、ラミネートベニアという人工歯を「つけ爪」のようにご自身の歯に貼り付ける方法もあります。

歯の間の隙間が元の状態に戻せるかどうかは、かかりつけ歯科医に相談されてください。

隙間の大きさによっては必ず治せるという事ではありません。歯の間を埋めるために歯を大きくしなければならないので他の歯とのバランスが崩れるためです。

P.S
歯周病で多くみられる現象ですが、抜歯を伴う歯科矯正でも歯の間の隙間が空く問題はよく起こります。

歯間ブラシもどんどんサイズを大きくしますと一時的には歯の間の隙間が空いてきます。(歯肉が歯間ブラシによって押されるため)

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