その353

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歯の黄ばみや着色が気になる方へ

歯の着色の多くは、たばこのヤニだったり、コーヒーなど色の濃いものを飲食されることが原因になることがあります。

それ以外にも歯の表面性状も関係があります。歯には細かい凹凸があるため着色しやすくなります。

この表面性状に関しては人それぞれですので確認のしようがないのが現実です。

気にされている患者様は「歯の着色が良く取れる歯磨き粉」をご使用の方がおられます。

研磨性が高い歯磨き粉を使用することで着色は良く取れるのですが、同時に歯の表面を傷をつけることになりますので再度着色しやすくなります。(歯磨きしながら歯に傷をつけることになるからです。)

歯磨き粉には研磨性のある粒子を入れてありますから、着色がとれる=粒子が荒いという図式になります。例えて言いますと目の粗い紙やすりと目の細かい紙やすりではどちらが傷ができますか?ということです。

歯科医院での対応としては歯の着色を気にされる患者様に対してクリーニングをおこないます。

ただ、研磨性の高い歯磨き粉と同じようにまた着色は起きてきます。ですので、「どう着色させないか」と考えるのではなく、「気になったらクリーニングをしてもらう」という割り切った考え方の方が良いかもしれません。

ご自身でできる事としては「色の濃い飲食は避ける」、「喫煙している方なら少なく、もしくはやめる」ことです。でも、これは難しい話ですよね。

また歯磨き粉の中には微細な歯の表面を傷を治してくれる歯磨き粉も販売されています。

P.S
歯の間の着色は、狭いスペースのためクリーニングをおこなっても完璧にとれないことがあります。

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