その266

その266

仮歯のままで安心していませんか?

レジンでできている仮歯は長期間使用は向いていません。

多くは咬む力で欠けたり、仮に接着していますので外れてしまいます。

最終的な歯を装着するのであまり問題にはならないのですが、
仮歯のまま来院されなく方もおられます。

白い歯ですし、大切に使用するとそこそこ咬めますし、外れたり
しないからです。

でも、1部欠けたところがありますと、唾液が侵入し、歯を脆く
させてしまいます。

例えて言いますと「池に木を放り込んでおきますと、水分を含んだ湿った木になる」ということです。

湿った木はぐずぐずになって、使い物になりませんよね。

それと同じ状態になります。仮歯が外れた状態のままはさらに悪いです。

本来、歯の表面はエナメル質と呼ばれる硬い鎧を着ていますが、歯を削ることで象牙質と呼ばれる柔らかい層がむき出しになってしまいます。

ですので、唾液を吸水して歯をぐずぐずにしてしまいます。

仮歯で安心せず、早めに治療を終了させてくださいね。

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